生産過程において、具体的なプロセスに要求される作業圧力の高低と吸引ガスの性質に基づいて合理的に真空ポンプを選択することができ、一般的にはまず具体的なプロセスに要求される作業圧力を確定し、負圧蒸留、精留、昇華などのプロセスに要求される真空度が高く(作業圧力が低い)、負圧蒸発、乾燥、濃縮、結晶化、脱水、脱色、化学反応吸収及び真空輸送材料などのプロセスに要求される真空度が低い(作業圧力が高い)。作動圧力を決定した後、抽気量の大きさと抽気ガスの性質に基づいて真空ポンプを合理的に選択することができる。
1、いくつかの真空ポンプが達成できる作動圧力に基づいて、各種真空ポンプの適用範囲をリストする。
2、異なる気体を吸引する異なる噴射真空ポンプを選択する
(1)、水噴射真空ポンプは作動圧力が25 mmhg(3.3 KPa)より大きく、各種気体を吸引する場合に適しており、特に凝縮性気体(すなわち、水に凝結したり、凍結凝結したりした気体)を吸引し、粉塵、顆粒状媒体を持つ場合にその利点がより際立っている。作動圧力の要求が相対的に小さく、不凝縮性ガスの吸引量が大きい場合、蒸気噴射ポンプとサイダー直列、サイダー組み合わせ噴射真空ポンプを選択しなければならない。
(2)、サイダー直列噴射真空ポンプの作動圧力は2 mmhg(267 Pa)に達することができるが、それは新型蒸気噴射真空ポンプ、サイダー組み合わせ噴射真空ポンプ、多段蒸気噴射真空ポンプの排気量より小さく、中小企業の間欠式生産に適している。
(3)、新型蒸気噴射真空ポンプの作動圧力は0.5 mmhg(65 Pa)に達することができ、吸引に適した気体の大部分は凝縮性気体であり、非凝縮性気体量の占有割合が比較的に小さいプロセスである。
(4)、サイダー組合せ噴射真空ポンプと多段蒸気噴射真空ポンプの作動圧力は10 Pa以内に達することができ、各種ガスを吸引することができ、それらの違いはサイダー組合せ噴射真空ポンプが多段蒸気噴射真空ポンプより作動蒸気消費量を節約し、運転費用を節約することである。